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夏を代表する果物といえば「西瓜(すいか)ですね。
すいかは日本の夏の風物詩、夏の果物の王様とも言われ
親しまれている食材です。
私たち日本人からすると「日本の夏の定番」と思っているスイカですが、
世界の生産量を見てみると圧倒的に中国がトップ。
中東・アメリカ・ロシアなどでもかなりの量が収穫されており、日本の生産量は
世界全体の1%にも満たないから意外です。
世界中と言って良いほど広い範囲で栽培されているすいかは150種以上の
種類があると言われており、大きな分類では紅肉種、黄肉種、白色種の
3種類に分かれます。
最近は新種だけではなく、型に入れて栽培された四角いすいかやハート型のすいか、
三角柱状のすいかに目や鼻をつけた人面すいかなどユニークな形状の
すいか作りも行われています。
すいかの原産はアフリカ中部と推測され4000年以上前の古代エジプトの壁画で
すいかが描かれているものが発掘されているそうです。
3000年前頃にはギリシアに、2000年前頃にはローマ帝国に伝わり、
地中海沿岸地域で栽培が行われ次第に甘い現在のすいかのような味に
改良されてきたようです。
11~12世紀頃になると中国にすいかが伝わり、「水瓜(水分の多い瓜)」
「夏瓜(夏に出回る瓜)」「西瓜(西域から伝わった瓜)」と呼ばれるようになり、
17世紀にはアメリカ大陸へと伝播してきたようです。
すいかが日本に伝来したのは17世紀頃に隠元禅師が中国から持ち帰った
という説や戦国時代にポルトガル人が持ち込んだなど諸説ありますが、
鳥羽僧正の「鳥獣戯画」にすいかのような絵があったり、僧義堂の「空華集」に
西瓜の詩があるため、平安時代には既にあったとする説もあります。
江戸時代中期までは赤い果肉が不吉とされ、食用としてはあまり好まれて
いなかったようです。
すいかの主な栄養・効果
すいかの果肉約95%は水分のため、有効な栄養素が少ないと思われがち
ですが、ビタミンA(カロテン)やビタミンB1、B2、ビタミンCなどのビタミン類、
カルシウム、リン、鉄、カリウムなどのミネラル類、 グルタミン酸やアルギニンなど、
様々な成分を含んでいます。
すいかの甘さの元である果糖やブドウ糖はエネルギー転換が早いことや、
水分たっぷりで、余分な塩分を輩出し、むくみ解消効果のあるカリウムが含まれて
いることからすいかは疲労回復や夏バテの解消にも有効とされています。
美肌・美白効果
すいかはカロテンの宝庫と言われるようにβ-カロテン(ビタミンA)の含有量も
高く100g中830μgと緑黄色野菜の基準値を上回ります。
抗酸化作用や血行改善、美白効果などが期待されているリコピンの含有量も
トマトよりすいかの方が多い事が分かっています。
どちらも活性酸素を除去してくれる成分として知られていますので、美肌や
老化防止に効果が期待できます。
さらに、紫外線でダメージを受けた肌の細胞を蘇らせて、シミやそばかすを
予防・解消してくれる成分「システイン」がすいかに含まれていると
言われています。
またすいかに多く含まれるアミノ酸の一種でスーパーアミノ酸とも言われる
「シトルリン」には、血流の改善や血管を若返らせる作用があり、
冷え性の改善・むくみの予防・血圧抑制効果などがあります。
血流改善や血管補強作用からお肌の新陳代謝を向上させターンオーバーを
整えてくれる効果も期待できるそうです。
すいかが美容効果の高い美肌野菜(果物)と言われるのも納得です。
ダイエットにも
すいかのカロリーは100g37kcal。
大きめのすいか8分の1(≒400g)食べても148kcalと、茶碗1膳分の
ご飯(※160g/269kcal)の半分程度のカロリーしかありません。
少ないカロリーで満腹感を感じることができると言えるでしょう。
またシトルリンの利尿効果によって老廃物や余分な水分の排泄を促進して
くれますから、むくみの予防・改善にも効果が期待できますし、血流の改善
などから冷えが解消されれば代謝のアップも考えられます。
ダイエット中に我慢に我慢を重ねるよりも、口寂しい時や甘いものが食べたい時は
すいかを食べるようにすると反動食いリバウンドの防止につながりそうです。
すいかとむくみ解消について
すいかはむくみ解消果物の王様というイメージがありますが、
カリウム含有量自体はそれほど多くありません。
カリウムやシトルリン、血液循環をよくするリコピンなどの相乗効果と水分含有量の
高さなどをトータルした結果、むくみ解消に最適な果物であるされています。
※すいかは食物繊維が豊富で便秘にも有効と書かれているものが多数ありますが、
100g中の食物繊維量(総量)は0.3g。
リンゴの5分の1程度の量ですので食物繊維がとりたてて多い果物
というわけではありません。
すいか調理のポイント・注意
すいかというと生で食べるイメージがありますが、加熱して食べる
すいか糖(すいかを煮詰めたもの)にするとリコピンの吸収率のアップ、
体を冷やす作用の中和、栄養成分の凝縮が出来ます。
すいかは体を冷やす果物のため冷え性の方などは生でたくさん
食べないように注意しましょう。
すいかの効果
夏バテ・疲労の回復
むくみの解消
美肌作りに
美白、シミの予防・改善
アンチエイジング効果
血流の改善・冷え性の改善
ダイエットのサポートに
利尿作用
膀胱炎、尿道結石や二日酔い
効果アップが期待出来るすいかの食べ合わせ
•すいか+レモン・トマト
⇒美肌効果(シミ・シワの予防)
・すいか+きゅうり・セロリ・枝豆・小豆
⇒利尿効果(むくみの解消)
•すいか+メロン・ミント・ココナッツ
⇒夏バテの予防・防止
すいかを食べるときには油に注意
水分が多いのが最大の特徴ですが、その水分ゆえに油との相性が悪いと
言われています。すいかを食べるときには油に注意した方がよさそうです。
水分が多いすいかと、油が多い食材を一緒に食べると、胃液が薄まり
消化不良を起こすそうです。
胃腸の弱い人や下痢気味の人は特に注意した方がいいそうです。
天ぷらやウナギなんかが、特に食べ合わせが悪いと言われているようです。
せっかく健康のためにすいかを食べたのに、体調を崩してしまっては意味が
ありません。
気にしすぎる必要はありませんが、頭の片隅においておくといいですね。
すいか活用方法・民間療法
すいかを煮詰めジャムのようにしたすいか糖はむくみ改善だけでなく、
尿道炎や膀胱炎にも効果があるとされています。
すいかの種を炒ったものに熱湯を注いだ「すいか種茶」は、解熱や鎮静作用が
有り、気持ちが興奮状態にある時に役立つと言われています。
すいかの種自体ナッツ感覚で食べられますし、果肉に劣らずムクミ解消などに
優れた働きを持つと考えられています。
すいかの絞り汁を口の中に1~2分含んで吐き出す、これを一日に数回
繰り返すと口内炎が緩和すると言われています。
美味しいすいかの見分け方
カットされていない場合は、すいかの皮の模様に注目しましょう。
黒いシマシマの線が縦に入っているのが特徴ですが、この黒い縞が太くて
ハッキリしているすいかの方が美味しいと言われています。
模様の境目がハッキリとクッキリとしていて、模様が雷のようにうねっている
すいかを選ぶと甘いすいかを食べることができるかもしれませんね。
参考 SlowBeauty
無理なく体の内側からキレイになる美容情報
ココロとカラダの教科書 | welq [ウェルク]

(画像お借りしました)
母が汗をかき過ぎた時にはすいかを食べなさいと言っていました。
皮はお漬物にしたり、酢の物にしたりして余すところなく全部食べていましたね。
それなりの効果効能を知っていたのでしょうね。
漢方でもすいかの皮は薬として用いられているんですね。
クーラーの無かった時代にはこの様にして暑い夏を乗り切っていたのですね。
早速すいかを買って来ようと思います。
ご訪問有難う御座います。
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すいかは日本の夏の風物詩、夏の果物の王様とも言われ
親しまれている食材です。
私たち日本人からすると「日本の夏の定番」と思っているスイカですが、
世界の生産量を見てみると圧倒的に中国がトップ。
中東・アメリカ・ロシアなどでもかなりの量が収穫されており、日本の生産量は
世界全体の1%にも満たないから意外です。
世界中と言って良いほど広い範囲で栽培されているすいかは150種以上の
種類があると言われており、大きな分類では紅肉種、黄肉種、白色種の
3種類に分かれます。
最近は新種だけではなく、型に入れて栽培された四角いすいかやハート型のすいか、
三角柱状のすいかに目や鼻をつけた人面すいかなどユニークな形状の
すいか作りも行われています。
すいかの原産はアフリカ中部と推測され4000年以上前の古代エジプトの壁画で
すいかが描かれているものが発掘されているそうです。
3000年前頃にはギリシアに、2000年前頃にはローマ帝国に伝わり、
地中海沿岸地域で栽培が行われ次第に甘い現在のすいかのような味に
改良されてきたようです。
11~12世紀頃になると中国にすいかが伝わり、「水瓜(水分の多い瓜)」
「夏瓜(夏に出回る瓜)」「西瓜(西域から伝わった瓜)」と呼ばれるようになり、
17世紀にはアメリカ大陸へと伝播してきたようです。
すいかが日本に伝来したのは17世紀頃に隠元禅師が中国から持ち帰った
という説や戦国時代にポルトガル人が持ち込んだなど諸説ありますが、
鳥羽僧正の「鳥獣戯画」にすいかのような絵があったり、僧義堂の「空華集」に
西瓜の詩があるため、平安時代には既にあったとする説もあります。
江戸時代中期までは赤い果肉が不吉とされ、食用としてはあまり好まれて
いなかったようです。
すいかの主な栄養・効果
すいかの果肉約95%は水分のため、有効な栄養素が少ないと思われがち
ですが、ビタミンA(カロテン)やビタミンB1、B2、ビタミンCなどのビタミン類、
カルシウム、リン、鉄、カリウムなどのミネラル類、 グルタミン酸やアルギニンなど、
様々な成分を含んでいます。
すいかの甘さの元である果糖やブドウ糖はエネルギー転換が早いことや、
水分たっぷりで、余分な塩分を輩出し、むくみ解消効果のあるカリウムが含まれて
いることからすいかは疲労回復や夏バテの解消にも有効とされています。
美肌・美白効果
すいかはカロテンの宝庫と言われるようにβ-カロテン(ビタミンA)の含有量も
高く100g中830μgと緑黄色野菜の基準値を上回ります。
抗酸化作用や血行改善、美白効果などが期待されているリコピンの含有量も
トマトよりすいかの方が多い事が分かっています。
どちらも活性酸素を除去してくれる成分として知られていますので、美肌や
老化防止に効果が期待できます。
さらに、紫外線でダメージを受けた肌の細胞を蘇らせて、シミやそばかすを
予防・解消してくれる成分「システイン」がすいかに含まれていると
言われています。
またすいかに多く含まれるアミノ酸の一種でスーパーアミノ酸とも言われる
「シトルリン」には、血流の改善や血管を若返らせる作用があり、
冷え性の改善・むくみの予防・血圧抑制効果などがあります。
血流改善や血管補強作用からお肌の新陳代謝を向上させターンオーバーを
整えてくれる効果も期待できるそうです。
すいかが美容効果の高い美肌野菜(果物)と言われるのも納得です。
ダイエットにも
すいかのカロリーは100g37kcal。
大きめのすいか8分の1(≒400g)食べても148kcalと、茶碗1膳分の
ご飯(※160g/269kcal)の半分程度のカロリーしかありません。
少ないカロリーで満腹感を感じることができると言えるでしょう。
またシトルリンの利尿効果によって老廃物や余分な水分の排泄を促進して
くれますから、むくみの予防・改善にも効果が期待できますし、血流の改善
などから冷えが解消されれば代謝のアップも考えられます。
ダイエット中に我慢に我慢を重ねるよりも、口寂しい時や甘いものが食べたい時は
すいかを食べるようにすると反動食いリバウンドの防止につながりそうです。
すいかとむくみ解消について
すいかはむくみ解消果物の王様というイメージがありますが、
カリウム含有量自体はそれほど多くありません。
カリウムやシトルリン、血液循環をよくするリコピンなどの相乗効果と水分含有量の
高さなどをトータルした結果、むくみ解消に最適な果物であるされています。
※すいかは食物繊維が豊富で便秘にも有効と書かれているものが多数ありますが、
100g中の食物繊維量(総量)は0.3g。
リンゴの5分の1程度の量ですので食物繊維がとりたてて多い果物
というわけではありません。
すいか調理のポイント・注意
すいかというと生で食べるイメージがありますが、加熱して食べる
すいか糖(すいかを煮詰めたもの)にするとリコピンの吸収率のアップ、
体を冷やす作用の中和、栄養成分の凝縮が出来ます。
すいかは体を冷やす果物のため冷え性の方などは生でたくさん
食べないように注意しましょう。
すいかの効果
夏バテ・疲労の回復
むくみの解消
美肌作りに
美白、シミの予防・改善
アンチエイジング効果
血流の改善・冷え性の改善
ダイエットのサポートに
利尿作用
膀胱炎、尿道結石や二日酔い
効果アップが期待出来るすいかの食べ合わせ
•すいか+レモン・トマト
⇒美肌効果(シミ・シワの予防)
・すいか+きゅうり・セロリ・枝豆・小豆
⇒利尿効果(むくみの解消)
•すいか+メロン・ミント・ココナッツ
⇒夏バテの予防・防止
すいかを食べるときには油に注意
水分が多いのが最大の特徴ですが、その水分ゆえに油との相性が悪いと
言われています。すいかを食べるときには油に注意した方がよさそうです。
水分が多いすいかと、油が多い食材を一緒に食べると、胃液が薄まり
消化不良を起こすそうです。
胃腸の弱い人や下痢気味の人は特に注意した方がいいそうです。
天ぷらやウナギなんかが、特に食べ合わせが悪いと言われているようです。
せっかく健康のためにすいかを食べたのに、体調を崩してしまっては意味が
ありません。
気にしすぎる必要はありませんが、頭の片隅においておくといいですね。
すいか活用方法・民間療法
すいかを煮詰めジャムのようにしたすいか糖はむくみ改善だけでなく、
尿道炎や膀胱炎にも効果があるとされています。
すいかの種を炒ったものに熱湯を注いだ「すいか種茶」は、解熱や鎮静作用が
有り、気持ちが興奮状態にある時に役立つと言われています。
すいかの種自体ナッツ感覚で食べられますし、果肉に劣らずムクミ解消などに
優れた働きを持つと考えられています。
すいかの絞り汁を口の中に1~2分含んで吐き出す、これを一日に数回
繰り返すと口内炎が緩和すると言われています。
美味しいすいかの見分け方
カットされていない場合は、すいかの皮の模様に注目しましょう。
黒いシマシマの線が縦に入っているのが特徴ですが、この黒い縞が太くて
ハッキリしているすいかの方が美味しいと言われています。
模様の境目がハッキリとクッキリとしていて、模様が雷のようにうねっている
すいかを選ぶと甘いすいかを食べることができるかもしれませんね。
参考 SlowBeauty
無理なく体の内側からキレイになる美容情報
ココロとカラダの教科書 | welq [ウェルク]

(画像お借りしました)
母が汗をかき過ぎた時にはすいかを食べなさいと言っていました。
皮はお漬物にしたり、酢の物にしたりして余すところなく全部食べていましたね。
それなりの効果効能を知っていたのでしょうね。
漢方でもすいかの皮は薬として用いられているんですね。
クーラーの無かった時代にはこの様にして暑い夏を乗り切っていたのですね。
早速すいかを買って来ようと思います。
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