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個別記事の管理2016-07-04 (Mon)
「熱中症と間違えやすい夏の脳梗塞」という記事を見つけた。

なんとなくは分かっているがほんとうにどう違うのかは良くは把握していない。

そこでこの記事を載せてみることにした。



夏の厳しい暑さが続く日本列島。

熱中症は油断ならないが、さらに、気をつけたいことがある。

熱中症は、脳梗塞(こうそく)をはじめとする脳卒中の症状と似ている点があり、

脳卒中を熱中症と誤認して適切な治療が遅れ、後遺症が残ったり、時には死に

至ったりするケースがあるということだ。

また、熱中症自体が脳梗塞を引き起こすこともあるという。

熱中症と脳卒中の症状の違いや、チェック方法はあるのだろうか。
【編集部・中村好見】


熱中症だと思い込む危険、夏に多い脳梗塞  

  今のような時期に、めまいや吐き気、頭痛、しびれ、ふらつき、意識がない−−

  といった症状があったら、まず、熱中症を疑う人は多いだろう。

  しかしこのような症状は、脳卒中でも起こることがある。

  熱中症だと思い込み、涼しい場所に移動して水分を補給し、

  体を休めていても、脳卒中は治らない。

  一刻も早く救急車を呼び、病院で適切な治療を受ける必要がある。
 
 
 脳卒中には血管が詰まる「脳梗塞」と、血管が破れる「脳出血」、

  「くも膜下出血」がある。

  脳卒中は、寒さで血管が収縮して血圧が高くなる冬に多いと思われがちだが、

  実は脳梗塞に限っては、夏が最も多い。

  国立循環器病研究センター(大阪府)によると、2008〜13年の6年間の

  脳梗塞患者の件数は、春(3〜5月)961件、夏(6〜8月)1004件、

  秋(9〜11月)917件、冬(12〜2月)966件−−だった。

  夏に多い理由は、体内の水分不足だ。

  汗をたくさんかいたのに充分な水分補給をしないと、脱水状態に陥って

  血液が「ドロドロ状態」になり、血管が詰まりやすくなる。


熱中症と脳梗塞、どうやって見分けるのか

  では熱中症とは異なる、脳梗塞特有の症状はあるのだろうか。

  脳の血管が詰まると、脳に酸素や栄養が行き渡らなくなり、脳の組織が壊死、

  または壊死に近い状態になる。

  ダメージを受けた脳の場所やその範囲によって、特徴的な症状が出てくる。

  くどうちあき脳神経外科クリニック(東京都)院長の工藤千秋医師によると、

  ▽具体的には、顔や体の片方がマヒする、動かなくなる

  ▽ ろれつが回らなくなる(特に、さ行、ら行、ぱ行などの破裂音が言いにくくなる)

  ▽言葉が突然出なくなる

  ▽半分の視野が欠ける・・・・などだ。

   また、「FAST」という簡単なチェック方法もある。

   F:Face(顔のマヒ) 歯を見せるように笑い、片方がゆがむと危険。

   A:Arm(腕のマヒ) 両腕を水平に上げて、片方が下がるようなら危険 。

   S:Speech(言葉の障害) ろれつが回らない、言葉が出ないようなら危険 。

   T:Time(発症時刻) 上の三つのうち一つでも症状があれば、

     発症時刻を確認して119番通報する。

脳出血は比較的冬に多いが、脳梗塞と同じような症状が表れる。

一方、くも膜下出血は、今まで経験したことがないような猛烈な頭痛に

突然襲われるのが特徴だ。

一日の気温差が大きい、春先や秋口に増える傾向があるという。

工藤医師は「これから先、ふっと涼しくなる日は要注意です」と話す。


熱中症が脳梗塞を引き起こすことも
   
  また、気を付けたいのは、熱中症が脳梗塞を引き起こすような

  ケースもあるということだ。

  脱水で体内の水分が不足し、発汗による体温調整ができなくなるのが

  熱中症の一因だが、それは脳梗塞を引き起こす「ドロドロ血」を一層

  加速させる状態と言える。

  工藤医師は「1人住まいの高齢者は、夜エアコンを使っていない場合も多く、

  寝ている間に脱水が進んで熱中症になり、脳梗塞を発症していることがある」と

  指摘。

  また、「若い人でもコレステロールや中性脂肪の値が高い人は、血液の流れが

  元々悪い場合があり、熱中症から脳梗塞になるリスクが高い」という。


前述のように熱中症も脳梗塞も、脱水が大きな危険因子だ。

予防のためには、起床時、入浴前後、就寝前にはコップ1杯以上の水を飲み、

夜も適切にエアコンを使いたい。

また、冷たいビールやアイスコーヒーばかり飲んでいると、アルコールや

カフェインの利尿作用で脱水がさらに進む。

同時に、水分も補給しなければならない。

過去には医師ですら脳梗塞を熱中症と誤認したケースもある。

判断に迷った場合はすぐ救急車を呼び、専門医を受診することが大切だ。

(毎日新聞 医療プレミア編集部  中村好見)


いかがでしたか?

どちらも手遅れにならない様に注意したいですね。
 


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