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個別記事の管理2014-07-11 (Fri)
高校3年の夏。

5回目のお引っ越しをしたのだ。

世田谷区から杉並区へだ。

井の頭線の沿線だった。

今度の家は少し大きかったのだ。

まだ周囲には余り家が無く、庭の向こうは畑だった。

2階は3部屋続きで南側は廊下になって居たが、

全面腰高のラス障子になって居たので、

景観がすこぶる良かったのだ。


夕立が来ると、何時もこの2階から母と一緒に稲妻を観察するのだ。

母が教えてくれたのは、稲妻の種類である。

稲妻が見えてから3秒以上経っても雷が鳴らなければ、遠いから大丈夫。

稲妻が見えてからすぐに雷が鳴ると近いから要注意。

まっすぐ縦に稲妻が走るとその先では雷が落ちている。

など、色々教えてくれたのだ。

そんな関係で、私は稲妻や雷は好きである。

今でも急に空が真っ暗になって来ると、そろそろ雷が鳴りだすなぁ~と、

ウキウキするのだ。


以前の家で、アイロンを掛けて居たら雷が鳴りだした。

まだ、大丈夫だろうと思いながらアイロンを掛けて居たのだ。

いきなり玄関前の電柱のトランス雷が落ちたのだ。

ガリガリガリ・・・飛び上がった。

それは凄かったのだ。

停電したのだ。

この時ばかりはさすがに震えたのだ。

それからは、雷が鳴り出すと、アイロンは使わない様にしている。


母は雷が鳴り出すと、大声で歌を歌い出すのだ。

「どうして?」  と聞くと、

「雷が鳴って居る時は、大声を出しても雨音と雷に消されて、

ご近所には聞こえないから、日頃の憂さ晴らしをするのよ!!」 って

教えてくれたのだ。

日頃穏やかな母なのに、憂さ晴らしをしたくなる様な事が有るのだと、

初めて知ったのだ。

稲妻

稲妻②
稲妻③
稲妻⑤

画像は全てインターネットより引用



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