fc2ブログ
123456789101112131415161718192021222324252627282930
個別記事の管理2014-06-26 (Thu)
田舎では春になると田圃の土手に土筆(つくし)が顔を出す。


初めは緑色の固い頭だ。


この時に摘むととても苦くて食べられないのだ。


暫くすると茎が伸びて頭が開いて茶色っぽくなる。


その頃に駕籠を持って摘みに行くのだ。


駕籠一杯摘んで持って帰ると、一仕事待っている。


丁寧に頭の中に残っている胞子を全部綺麗に落とすのだ。


それをしないと苦くて食べられないのだ。


も一本一本取らないといけないので時間が掛かるのだ。


茹でてお浸し、酢の物、卵とじ、天麩羅等色々。


とても美味しいのだ。



「土筆誰の子スギナの子」と言われているが、


土筆とスギナは本当に親子なのだ。


土筆が枯れ始める頃に同じ所に生えてくるのがスギナなのだ。


全く違う植物に見える土筆とスギナは地下でしっかり繋がっているのだ。


スギナに花は無い。その花の様な役目をしているのが土筆なのだ。


土筆の頭の中には緑色の粉が入っており、胞子と呼ばれ成長すると


胞子が飛び出して地面に落ちる。


地面に落ちた胞子から芽が出て「前葉体」と言う小さな苔の様な植物になる。


この前葉体から生まれた子供がスギナとして育つと言う。


スギナは薬効があるらしい。


解熱・利尿作用・潰瘍・ガン予防・高血圧の予防・抜け毛予防・老化防止等。


乾燥してお茶にするのが一般的らしいのだ。


しかし、近年空気汚染(「pm2.5や黄砂など)が騒がれているので、出来れば
有機栽培のスギナ茶を手に入れた方がよさそうだ。

つくし(土筆)
土筆(土筆)


スギナ
スギナと土筆



家から5~6分歩くとに差し掛かるのだ。


ワラビゼンマイも良く取りに行ったのだ。


ワラビは葉の開いてない物を選ぶのだ。


葉が開いてしまうと固くなって軸が手で折れなくなる。


ゼンマイもしっかり巻いている物を探す。


それらも摘んで帰ってからが手が掛かるのだ


まず、洗ったらお湯を沸かし、わらを燃やした灰を入れる。


その中にワラビやゼンマイを入れて茹でる。


そのお湯につけたまま一晩置いて灰汁抜きをするのだ。


それから甘辛く炊くのである。


何代、7人家族なのでかなりの量が必要になるのだ。


遊びの一環でもあり、お手伝いの一環でもあり、楽しみながら


取りに行っていたものだ。
ワラビ ワラビ(2) (2)
ワラビ


ワラビにはワラビ中毒と言われ、発癌物質であるプタキロサイドが含まれいる。

灰汁抜きをすればプタキロサイドは殆んど分解され、ジェノンと言う物質になる。

調理した物であっても、大量に食べると全身が大量出血症状になり、

骨髄が次第に破壊され死に至る。

しかし副食として食べている程度なら害はない。(ウキペディアより引用)



ゼンマイ ゼンマイ(2)
ゼンマイ


ゼンマイには豊富な不溶性食物繊維が沢山ふくまれている。


不溶性食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して膨らみ、腸の働きを活発にさせ、



身体の有害な物質を吸着する性質が有ると言われているのだ。


その後、この様なのどかな所での生活は、思い出になってしまうのである。



お帰りにポチっとお願いします。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



* Category : 中学期
* Comment : (2) * Trackback : (0) * |

ゼンマイとワラビ、 * by umi925
   お早うございます、
 土筆は散歩時見かけましたが未だ食べた事がありません来春のお楽しみです、ゼンマイとワラビのどちらかでしょう 羊歯の赤ちゃんだと思いますが西独逸でも街から車で15分位の郊外で採り灰汁抜きは出来ませんでしたが食べた記憶は鮮明ですとはご一緒された方が和歌の本を出されて私とのワラビ?採りを詩にページに印をでの本を送って下さり想い出が強いです、
 貴女は関西在住ですか?、ご自分の洋服今でも作られて・・・オートクチュールを生業にだった私はとんと洋裁からは遠い存在ちょっと恥じ入ります。

Re: ゼンマイとワラビ、 * by アカタイル
>    お早うございます、
>  土筆は散歩時見かけましたが未だ食べた事がありません来春のお楽しみです、ゼンマイとワラビのどちらかでしょう 羊歯の赤ちゃんだと思いますが西独逸でも街から車で15分位の郊外で採り灰汁抜きは出来ませんでしたが食べた記憶は鮮明ですとはご一緒された方が和歌の本を出されて私とのワラビ?採りを詩にページに印をでの本を送って下さり想い出が強いです、
>  貴女は関西在住ですか?、ご自分の洋服今でも作られて・・・オートクチュールを生業にだった私はとんと洋裁からは遠い存在ちょっと恥じ入ります。


コメントを頂いて有難う御座います。
幼少の頃は田舎に住んで居りましたので、毎年土筆を食べて居りました。
今時は灰が手に入りませんので、重曹でも灰汁抜きは出来ますので、来春は是非召し上がって下さいませ。
おいおいブログに書いて行きますが、今は関西に住んでおります。
洋裁は子供の頃から好きで縫って居ります。

あなた様は洋装店等なさっておられたのでしょうか?
西ドイツにお住まいだったのでしょうか?
ブログは読ませて頂きます。
いつも有難う御座います。

コメント







管理者にだけ表示を許可する