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個別記事の管理2015-02-23 (Mon)
1981年10月の始めの事。

最近の夫はなんとなく元気が無いのだ。

ゴルフ場の会員権の事かと思ったが、どうやらそうではなさそうだ。



夕御飯もろくに食べないで、煙草ばかりふかして溜息を付いているのだ。

どう見ても異常だった



思い余って「お父さん。会社で何かあったの?」と聞いてみた。

転勤の話が持ち上がったんや。」と夫。

転勤? 何処へ? もしかして海外?」と聞いて見た。

「そやねん!!」

図星だった。

「場所は??」

ロスアンゼルスや!! それも3年や!!」

「転勤はなかったはずじゃないの?」と私。

「そやねん!! 本当はな!  バブルがはじけて事情が変わったんや!!」


「決まったのなら悩む事ないじゃない。 皆で行こうよ!!」

「海外やで~~~。」

「いいじゃないの。子供の勉強の為には持って来いじゃないの!!」

「一緒に行ってくれるか?」と夫。

「勿論よ!!」

「分かった。明日会社に言うわな!!」



そんな会話が終わると夫は急に食べ残して居た夕食をたいらげた。



あくる日、早速私の両親に報告をした。

両親は大層喜んだのだ。

「子供の長い人生の内のたった3年位良い経験になるから是非行っておいで!」

と言ってくれたのだ。


あの「信楽焼のタヌキ」がゴルフの会員権を阻止してくれたのだと私は思っている。


それからが大変だった。




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