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個別記事の管理2014-12-17 (Wed)
人間の脳と成長に着いて調べて見た。

昨日のブログで子供の頭の中がどうなっているのか、興味があったのだ。

脳が年齢と共に発達して行く段階が分かり易く書かれている。



脳と体験   黒川伊保子さん(株式会社 感性リサーチ 代表取締役)

0歳から3歳、脳は感性の時代
(ことばの獲得と思考のスタート)


赤ちゃんは人生最多の脳神経細胞、いわゆるニューロンを持って産まれてきます。

神経細胞認知のために使われるものなので、

感じる力は大人には想像もつかない高さなのです。

発達心理学に新生児の発達動作実験というのがありますが、私も息子で実験してみました。

焦点が合わずぼんやりしている新生児の目の前20センチくらいのところに大人の口を持っていき、

舌を出しゆっくりと横に出したり入れたりを繰り返すと、なんと新生児が真似をするのです。

脳の中には鏡の脳細胞と呼ばれるミラーニューロンがあり、これは目の前の人の表情筋を

自分の表情筋の神経回路に写し取ってしまう細胞で、赤ちゃんの時にはすごく多いのです。



この能力によって赤ちゃんは言葉を獲得していきます。

大人が話しかけたら、その話しかけた時の発音の口の筋肉の動きを、

既に脳の体験としてし始めています。

赤ちゃんは世界中の母音を目の前でネイティブの人が発音さえしてくれれば、

正確に発音できる能力があります。

なので、早くに言語教育を始めることは早計なのです。




赤ちゃんは、最初周りの大人の音声が揺れて聞こえていますが、話しかけによって、

日本語の領域に脳がグーッと集約してきますと、世の中の音声が明確に聞こえるように

なってくるのです。

言葉の認知にはスキンシップと母語による働きかけがとても大事です。




授乳中の赤ちゃんで言えば、アイコンタクトして母語で喋りかけられるということが、

大事な体験になるわけです。




3歳関係性認知の黎明期にあたります。自分と外界との関係性を探るために、

言うことを聞かないようにみえる期間なのです。

だめって言ったことばかり繰り返して腹が立つという状態が起こるのですが、

これは因果関係を知るために脳がやっていることなのです。


4~8歳は小脳の発達期(からだとイメージの関係性の獲得)

4歳から8歳は、小脳の発達期です。小脳は8歳までにほぼ基本的な機能は取り揃えます。


小脳の発達臨界期言語の獲得臨界期イコールなので、8歳までに母語が確立しないと、

母語喪失という状態が起こり、二足歩行コップの水を飲む、あるいはコップに水を注ぐ

なども8歳までに獲得しておかないと、後に獲得が難しいと言われています。

また、音楽や芸術などのセンス空間認知力数学や物理の世界観にも大きく関わっています。

つまり、脳が作り出して創出してくるあらゆることに、小脳が大きく寄与していることになります。



小脳の鍛え方は一つしかありません。

それは、身体制御の体験スポーツ、それから遊びです。

楽器の演奏や歌うこと、お手伝い工作、などの多くの身体制御の体験だけが、

小脳を鍛えていくのです。

運動をすると、学習効果を上げる二つのホルモン、ドーパミンとノルアドレナリンという

脳内神経伝達物質が同時に分泌されるということでした。



ドーパミンはニューロン信号を結び付け好奇心を作り出します。

セロトニンとドーパミン過多になりますと多動症になってしまいますが、

この信号の抑制を担当しているのがノルアドレナリンです。



ドーパミンとノルアドレナリンは、運動以外では同時に出すことができません。

運動は、非常に重要な脳のための要素だったのです。

脳の神経回路学習効果を上げるという意味で言うと、

先にお話したセロトニンメラトニンドーパミンノルアドレナリン、この4つの脳内神経伝達物質

毎日きちんと出ていることが、とても重要ということになります。



母語成熟のポイント

3歳まではマザーリングと言って、スキンシップとアイコンタクトと語りかけです。

そして、7歳までは共感のある会話が必要で、相手の言葉を反復してあげるのが重要です。

そして7歳からは、社会性のある会話の体験です。



特に1年生と2年生学校の先生には「あやかさん、ハサミを取ってください」のような

丁寧語を使っていただきたいと思います。

また、この時親は、絶対に学校と先生の悪口を言ってはいけません。

理由は、母語完成期出来上がった思考の枠組みは、長く深く脳に影響するためで、

この時期に周囲の大人の意図をネガティブに解釈する癖がつくと、

生涯に渡ってネガティブシンキングの行動を呈することがあるので、

気をつけないといけないと思います。



続きは明日です。



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* Category : 子供の成長
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