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「味覚の一週間」ということで、「小学校で味覚の授業」を行ったというニュースを見た。
「味覚の一週間」?
「味覚の一週間」は1990年10月15日、フランスのジャーナリストで料理評論家のジャン=ジャック・プティルノー氏とパリのシェフ達が共に立ち上がり、「味覚の一日」を開催した事に始まる。
当時フランスでは、子供たちを取り巻く食生活の乱れが問題となっていた。そこで次世代を担う子供たちに
フランスの食文化をきちんと伝えようと、「味覚の授業」という子供たちへの基本的な教育の機会を小学校で
持つことになった。この活動を中心に「味覚の一日」は年々その活動をフランス全土へと広げていった。
1992年から「味覚の一週間」と言う名称になり、一週間にわたって小学校の授業が行われ、それ以外にも様々な
食に関する催しが開催される様になった。
2009年に20周年を迎え、フランスでは、国民教育省、農林漁業省の後援を得、国を挙げた行事になっている。
日本でもファーストフードや冷凍食品の普及で生活が便利になった反面、食の画一化が進み、味覚に鈍感な
子供が増えているという。
そんな中、子供に五感で味わう事の大切さを伝えるフランス発の「味覚の授業」が日本でも広がっている。(宮本直子)
2011年、こうしたフランスの取り組みを継承し、日本での「味覚の一週間」の開催が始まった。
フランス料理のシェフ達と共に、日本料理人達の協力を得て、小学校の「味覚の授業」に加えて、レストラン、料理店での「味覚の食卓」(La table do gout)を開催している。
味の基本は「塩味」 「酸味」 「苦味」 「甘味」の4つとされているが、日本では「うまみ」を加えることができるのではないだろうか。
フランスでも近年「UMAMI」として、にほんの昆布や鰹だしを使っている料理人もいる。
また昆布や鰹で無くてもドライトマトや、ポルティーニ茸に含まれているグルタミン酸が料理にあじを与えるものとして活用されている。
子供達は学校での「味覚の授業」で、塩、酢、ダークチョコレート(苦味)、砂糖を少しづつ、舌で確かめながら体験するのだが、レストランでは、5つの味を食材の形、色などを見ながら、舌で味わい、匂いをかぎ、食べる音を聞き
ゆっくりと味わう。
「日本での開催も4年目、ジャンクフードや肥満、味覚の劣化問題など課題も見えて来ました。
今年からは第二章に入ります。2010年にフランス料理が、ユネスコの世界無形文化遺産に登録され、
2013年12月には「和食」が同じく登録されました。これを機に、日本とフランスがタッグを組んで、このイベントを盛り上げて行きたいと思います。」
と、「味覚の一週間」呼びかけ人の一人で、日仏メディア交流会会長でパリ日本文化会館初代館長、元NHK報道局長の磯村尚徳氏は述べている。

15年前は味噌汁、ご飯、卵焼き、焼き魚など複数のおかずが並ぶ食卓

最近は料理の種類が減っている。(お好み焼き)

お母さんが子供に「何が食べたい」と聞いて作る様になってきている。
子供はレパートリーが少ないので、同じようなものばかりリクエストする。
食材の幅も料理の幅もどんどん狭くなって、広がりが無い。
(長年家庭の食卓を研究されている 岩村暢子さん)

麦茶、水、炭酸飲料、ジュース類と一緒に流し込みながら食べている。
噛んでゆっくり味わう事を忘れている。
かなりインパクトの強い味でなければ美味しいと感じられない。
どうしたら正しい味覚が育つのか。
続きは明日ね。
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「味覚の一週間」?
「味覚の一週間」は1990年10月15日、フランスのジャーナリストで料理評論家のジャン=ジャック・プティルノー氏とパリのシェフ達が共に立ち上がり、「味覚の一日」を開催した事に始まる。
当時フランスでは、子供たちを取り巻く食生活の乱れが問題となっていた。そこで次世代を担う子供たちに
フランスの食文化をきちんと伝えようと、「味覚の授業」という子供たちへの基本的な教育の機会を小学校で
持つことになった。この活動を中心に「味覚の一日」は年々その活動をフランス全土へと広げていった。
1992年から「味覚の一週間」と言う名称になり、一週間にわたって小学校の授業が行われ、それ以外にも様々な
食に関する催しが開催される様になった。
2009年に20周年を迎え、フランスでは、国民教育省、農林漁業省の後援を得、国を挙げた行事になっている。
日本でもファーストフードや冷凍食品の普及で生活が便利になった反面、食の画一化が進み、味覚に鈍感な
子供が増えているという。
そんな中、子供に五感で味わう事の大切さを伝えるフランス発の「味覚の授業」が日本でも広がっている。(宮本直子)
2011年、こうしたフランスの取り組みを継承し、日本での「味覚の一週間」の開催が始まった。
フランス料理のシェフ達と共に、日本料理人達の協力を得て、小学校の「味覚の授業」に加えて、レストラン、料理店での「味覚の食卓」(La table do gout)を開催している。
味の基本は「塩味」 「酸味」 「苦味」 「甘味」の4つとされているが、日本では「うまみ」を加えることができるのではないだろうか。
フランスでも近年「UMAMI」として、にほんの昆布や鰹だしを使っている料理人もいる。
また昆布や鰹で無くてもドライトマトや、ポルティーニ茸に含まれているグルタミン酸が料理にあじを与えるものとして活用されている。
子供達は学校での「味覚の授業」で、塩、酢、ダークチョコレート(苦味)、砂糖を少しづつ、舌で確かめながら体験するのだが、レストランでは、5つの味を食材の形、色などを見ながら、舌で味わい、匂いをかぎ、食べる音を聞き
ゆっくりと味わう。
「日本での開催も4年目、ジャンクフードや肥満、味覚の劣化問題など課題も見えて来ました。
今年からは第二章に入ります。2010年にフランス料理が、ユネスコの世界無形文化遺産に登録され、
2013年12月には「和食」が同じく登録されました。これを機に、日本とフランスがタッグを組んで、このイベントを盛り上げて行きたいと思います。」
と、「味覚の一週間」呼びかけ人の一人で、日仏メディア交流会会長でパリ日本文化会館初代館長、元NHK報道局長の磯村尚徳氏は述べている。

15年前は味噌汁、ご飯、卵焼き、焼き魚など複数のおかずが並ぶ食卓

最近は料理の種類が減っている。(お好み焼き)

お母さんが子供に「何が食べたい」と聞いて作る様になってきている。
子供はレパートリーが少ないので、同じようなものばかりリクエストする。
食材の幅も料理の幅もどんどん狭くなって、広がりが無い。
(長年家庭の食卓を研究されている 岩村暢子さん)

麦茶、水、炭酸飲料、ジュース類と一緒に流し込みながら食べている。
噛んでゆっくり味わう事を忘れている。
かなりインパクトの強い味でなければ美味しいと感じられない。
どうしたら正しい味覚が育つのか。
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