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東京オリンピックが残した物
東京オリンピックは日本のスポーツ界に大きな財産を残した。
特に技術力で世界に追いつき、追い越す事で日本中に勇気と感動を与え、
日本の人々にとってスポーツをより身近な存在にした。
選手強化対策本部設置のアイディアは、東京大会後は形を変え、
JOCの重要機関として常設させる事となった。
最新の技術を駆使したテレビ放送、スポーツ面のみならず社会面までにわたる報道を
展開した新聞など、メディアの連日の大サービスは、国民の多くをオリンピック漬けに
してしまった。
これまでスポーツに縁遠かった人々までが、全身全霊で勝負に挑む選手に感動し、
スポーツの魅力の虜となった。
バレーボール女子の日本対ソビエトの決勝で、テレビの視聴率が85%に達した事は、
その象徴的なニュースだった。
こうして、スポーツをより身近に思うようになった人々を、今度は実際にするスポーツに
引き込む機会が、オリンピック後1年もたたない内に訪れた。
様々なスポーツクラブ(スクール、教室など呼称はさまざま)の登場だ。
東京オリンピックに参加した役員や選手の中には、その反省から「スポーツはエリートを
作ることだけが目的では無い。みんながスポーツを生活の一部として楽しみ、
必要に応じて体力づくりや健康増加に役立てれば良い。同時にスポーツを楽しめる
環境整備が必要」と考えた人々がいた。
そういう人々が自分の考えを実行に移した。
第1号は水泳のヘッドコーチだった村上勝芳さんが、代々木オリンピックプールを
会場に始めた水泳教室。

水泳もまた、スポーツクラブとして幅広い人々が参加できる環境が増えた
続いては体操の小野喬・清子夫妻が東京・池上で子供の為にスポーツクラブを組織した。
これら新しい動きに同調する人も多く、数年後には水泳クラブの全国組織が誕生。
その中のエリート育成を目標に掲げたクラブは1972年(昭和47年)のミュンヘンオリンピック以降、
代表選手が誕生するようになった。(公益社団法人 日本オリンピック委員会参照)

体操チームの活躍は、ジュニアのためのクラブ組織などが全国規模に
発展するきっかけとなった。写真は小野喬選手の鉄棒。
異色はママさんバレー。
オリンピックの東洋の魔女に感激した家庭の主婦がPTAを基盤に9人制バレーを
始めたのがきっかけで、あっという間に全国にチームが誕生。

宿敵ソビエトを破り、見事金メダルを獲得した東洋の魔女。
この後、ママさんバレーが全国に拡がる。
もう一つ忘れられないのは、日本リーグの誕生。
当時サッカーはアマチュアしかオリンピックに出られなかった。
その中でも日本のサッカーは、まだマイナーな存在で、東京オリンピックでは強豪の
アルゼンチンを破り7位になったが、たいして注目されなかった。
しかし、これに勇気を得た関係者は欧州や南米並みに日本でもプロ・リーグが誕生し、
ワールドカップで活躍する日の到来を夢見て、そのためにサッカーをポピュラーにし、
併せてトップレベルのチーム、選手の強化を図るべく、実業団8チームによる
日本リーグ発足に踏み切った。
オリンピック翌年6月の事で、サッカー担当記者有志なども陰の力で協力した。
これが今日のJリーグの源流と言ってよいでしょう。
この新しいシステムには他の競技も敏感に反応した。
折りから、右肩上がりの経済が加速を始めた時期と言うタイミングの良さも有り、
有力選手を抱えた企業チーム自体も積極的となったため、
バレーボール、バスケットボールを始め、バドミントンの様な個人競技まで、
10指に余るスポーツが日本リーグ結成に踏み切った。
バブル経済の破綻で、企業のスポーツからの撤退が始まるまで、東京オリンピックから
約4半世紀にわたり、日本リーグは国内トップスポーツの前進を支える大きな力となった。
我々家族も東京へ引っ越したすぐ後だったので、
テレビを奪い合うようにして見ていたのだ。
2020年の東京オリンピックは一体どんなふうになるのだろうか?
元気で居られるなら是非見て見たいと思うのだ。

新たに誕生する最新鋭の競技場の予定図
(一般財団法人 東京オリンピック・パラリンピック
競技大会招致委員会の資料による)
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東京オリンピックは日本のスポーツ界に大きな財産を残した。
特に技術力で世界に追いつき、追い越す事で日本中に勇気と感動を与え、
日本の人々にとってスポーツをより身近な存在にした。
選手強化対策本部設置のアイディアは、東京大会後は形を変え、
JOCの重要機関として常設させる事となった。
最新の技術を駆使したテレビ放送、スポーツ面のみならず社会面までにわたる報道を
展開した新聞など、メディアの連日の大サービスは、国民の多くをオリンピック漬けに
してしまった。
これまでスポーツに縁遠かった人々までが、全身全霊で勝負に挑む選手に感動し、
スポーツの魅力の虜となった。
バレーボール女子の日本対ソビエトの決勝で、テレビの視聴率が85%に達した事は、
その象徴的なニュースだった。
こうして、スポーツをより身近に思うようになった人々を、今度は実際にするスポーツに
引き込む機会が、オリンピック後1年もたたない内に訪れた。
様々なスポーツクラブ(スクール、教室など呼称はさまざま)の登場だ。
東京オリンピックに参加した役員や選手の中には、その反省から「スポーツはエリートを
作ることだけが目的では無い。みんながスポーツを生活の一部として楽しみ、
必要に応じて体力づくりや健康増加に役立てれば良い。同時にスポーツを楽しめる
環境整備が必要」と考えた人々がいた。
そういう人々が自分の考えを実行に移した。
第1号は水泳のヘッドコーチだった村上勝芳さんが、代々木オリンピックプールを
会場に始めた水泳教室。

水泳もまた、スポーツクラブとして幅広い人々が参加できる環境が増えた
続いては体操の小野喬・清子夫妻が東京・池上で子供の為にスポーツクラブを組織した。
これら新しい動きに同調する人も多く、数年後には水泳クラブの全国組織が誕生。
その中のエリート育成を目標に掲げたクラブは1972年(昭和47年)のミュンヘンオリンピック以降、
代表選手が誕生するようになった。(公益社団法人 日本オリンピック委員会参照)

体操チームの活躍は、ジュニアのためのクラブ組織などが全国規模に
発展するきっかけとなった。写真は小野喬選手の鉄棒。
異色はママさんバレー。
オリンピックの東洋の魔女に感激した家庭の主婦がPTAを基盤に9人制バレーを
始めたのがきっかけで、あっという間に全国にチームが誕生。

宿敵ソビエトを破り、見事金メダルを獲得した東洋の魔女。
この後、ママさんバレーが全国に拡がる。
もう一つ忘れられないのは、日本リーグの誕生。
当時サッカーはアマチュアしかオリンピックに出られなかった。
その中でも日本のサッカーは、まだマイナーな存在で、東京オリンピックでは強豪の
アルゼンチンを破り7位になったが、たいして注目されなかった。
しかし、これに勇気を得た関係者は欧州や南米並みに日本でもプロ・リーグが誕生し、
ワールドカップで活躍する日の到来を夢見て、そのためにサッカーをポピュラーにし、
併せてトップレベルのチーム、選手の強化を図るべく、実業団8チームによる
日本リーグ発足に踏み切った。
オリンピック翌年6月の事で、サッカー担当記者有志なども陰の力で協力した。
これが今日のJリーグの源流と言ってよいでしょう。
この新しいシステムには他の競技も敏感に反応した。
折りから、右肩上がりの経済が加速を始めた時期と言うタイミングの良さも有り、
有力選手を抱えた企業チーム自体も積極的となったため、
バレーボール、バスケットボールを始め、バドミントンの様な個人競技まで、
10指に余るスポーツが日本リーグ結成に踏み切った。
バブル経済の破綻で、企業のスポーツからの撤退が始まるまで、東京オリンピックから
約4半世紀にわたり、日本リーグは国内トップスポーツの前進を支える大きな力となった。
我々家族も東京へ引っ越したすぐ後だったので、
テレビを奪い合うようにして見ていたのだ。
2020年の東京オリンピックは一体どんなふうになるのだろうか?
元気で居られるなら是非見て見たいと思うのだ。

新たに誕生する最新鋭の競技場の予定図
(一般財団法人 東京オリンピック・パラリンピック
競技大会招致委員会の資料による)
ご訪問有難う御座います。
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NoTitle * by 心と身体のCool Life ”YASU”
大丈夫、絶対に見られますって!(#^.^#)
NoTitle * by Ms. Pudding
私も東洋の魔女のバレーを見て、バレーをし始めました。
なつかしい画像をありがとうございます。
なつかしい画像をありがとうございます。
Re: NoTitle * by アカタイル
> 私も東洋の魔女のバレーを見て、バレーをし始めました。
> なつかしい画像をありがとうございます。
コメント有難う御座いました。
画像喜んで頂いて嬉しいです。
本当にママさんバレーのチームは沢山有りますね。
頑張って下さいませ。
> なつかしい画像をありがとうございます。
コメント有難う御座いました。
画像喜んで頂いて嬉しいです。
本当にママさんバレーのチームは沢山有りますね。
頑張って下さいませ。
Re: NoTitle * by アカタイル
> 大丈夫、絶対に見られますって!(#^.^#)
元気であれば東京まで行き、生のオリンピックを見たいものです。
元気であれば東京まで行き、生のオリンピックを見たいものです。
NoTitle
大丈夫、絶対に見られますって!(#^.^#)
2014-09-21 08:47 心と身体のCool Life ”YASU”
[ 編集 ]
Re: NoTitle
> 私も東洋の魔女のバレーを見て、バレーをし始めました。
> なつかしい画像をありがとうございます。
コメント有難う御座いました。
画像喜んで頂いて嬉しいです。
本当にママさんバレーのチームは沢山有りますね。
頑張って下さいませ。
2014-09-21 23:06 アカタイル
[ 編集 ]
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